転校生は幼なじみ。
「分かった、あいつらにも話しとくよ。その代わり俺たちに荷物押し付けるのはなしだからな」
「了解しました隊長。日付とかはまだ決まってないからあとで連絡する」
そう言ってプーップーッと電話が終わった合図の通知音が耳に入る。通話時間3分と短い間だが、これが一日に何度もあるのでずっと話しているように感じる。
ずいぶんと忙しいやつだなと思いながらメールアプリを立ち上げ、徹とみのるに海に行けるかどうか聞いてみるとすんなりOKしてくれた。二人とも俺と同じで暇にしているらしい。
とおるのもしかしたら進展があるかも……というのが気になったがなにが進展するのだろうか。
みのるは妹である桜が海に行きたがっているので一緒に連れて行きたいとのことだった。
男グループは子供の頃から知っているのだが女子チームは知らないのでそこは聞いてみないと分からない。
人懐っこい桜ちゃんにとっては知らない人?じゃあ新しい友達ができるじゃんって感じだろう。
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