告白します。
「そうそう。ソレ。」

「え?」

何かを思い出したのか、主任は手を叩いて笑っている。


「パソコンの画面横、付箋にメモ書いて貼ってるだろ?ずらっと。あれってやんなきゃいけない順?」


「そうなんです。でも上からだったか下からだったか、分かんなくなっちゃって。」


そうだろうな。お父さんの服なんて一番最後だろう。
買うとしたら、婦人服→子供服→紳士服の順番だ。


「あっはっは。やっぱそうなんだ。」

「ハイ。」


「だから今は色がグラデーションになってるよね。優先順位高いのが、濃い色?」

「ハイ。」


で、その最後の砦じゃないけど、紳士服が売れ
始めれば景気も良くなった、って事になるな。
そこにお金をかけられる、っていう余裕?
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