Sugar Love 番外編②

「って事は・・・お前、副社長の義理の弟なのか？」



「ああ」



そう言って笑う慎はそう言われても何とも思わない。



筆記試験ではトップだったからだ。



コネで入ったと言われれば否定できない事もないが自分は実力でこの会社に入ったと思っている。



自分が親戚だと言う事はあまり知られていない。



たぶん上司も部長クラスでないと知っているものもいないと思う。



「言いふらさないでくれよ？」



圭介は頷いた。



慎が出来る男と言うのは分っている。



何でもそつなくこなし、コンピューターをいじらせれば先輩ですら右に出るものはいない。



「しかし・・・お前の姉ちゃん可愛いな～」



くやしそうに言う圭介。



「お前は同期一のモテお君だろ？ゆず姉（ねえ）は見なかった事にしろよ」