Sugar Love 番外編②
薬飲まなきゃ・・・。



そう思っても身体が言う事を聞かない。



動けるようになるには少しの時間がかかった。





シャワーを浴びて気分も少しさっぱりした柚葉。



隣の部屋に行くといないと思っていた琉聖が腕を組んで窓の外を見ていた。



ドアが開いた音を聞いて琉聖が振り向く。



「昼食だ 食べなさい」



テーブルに置かれたボリュームのあるサンドイッチと牛乳。



栄養があり食べやすいようにと佳代子が作ってくれたのだろう。



そう思うとまた涙が出そうだった。



食べたら謝ろう。



柚葉は黙ってソファーに座るとサンドイッチに手を伸ばした。



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