Sugar Love 番外編②
夕食の支度をしている佳代子の元へ行く。



「佳代子さん」



「柚葉様、大丈夫でございますか？」



顔色の悪い柚葉を心配そうに見ている。



「身体は何とも無いの　心配かけてしまってごめんなさい」



「ええ　心配しましたよ　大事な柚葉様ですからね？奥様もいらっしゃらないので仕方なく琉聖様にお電話したのですよ」



「佳代子さんのおかげで琉聖さんの顔が早く見れました」



そう言うと佳代子は安心したように目じりを下げた。






「ゆず、散歩へ行かないか？」


佳代子と話をしていると琉聖が後ろに来ていた。



「は・・・い・・・」



いつもならこんな琉聖の誘いを喜ぶ柚葉だが表情は戸惑っていた。



琉聖の実家の辺りは歩いたことが無い。



いつも琉聖の車で来るから近隣に何があるのかも知らない。



琉聖に手を握られたまま柚葉は琉聖の行く方向へ着いて行く。



少し行くと幅が３メートルぐらいある川に出た。



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