「素直じゃなくて、悪いかよ。」
「相合い傘して、悪いかよ。」
「良かったね、気づいて」
キャンプから帰って来た次の日の学校。
風ちゃんに雨が、好きだって事伝えました。
「まぁ、私は、分かってたけど」
髪の毛をクルクルしながらそう言う風ちゃん。
へぇぇ!!?エスパーですか?
「んな訳ないでしょうが」
心の声が出ていたみたいです。
「おめでとう」
微笑む風ちゃん。ひ、久しぶりに風ちゃんが笑った!!
やっぱり……可愛い……。
「なに?じろじろ見てきて」