「素直じゃなくて、悪いかよ。」
「はぁ!?いねぇし!」
「またまた~」
うん、完全に酔っぱらってるね、おばさん。
おばさんが雨の耳元で何かを囁くと雨の顔が、真っ赤になった。
「っ……!何で、それを!?」
「だって、分かりやすすぎ~。良かったねぇ。相手が鈍感で」
……おばさん、凄いなぁ。
雨の好きな人当てちゃうなんて。
……私、全然分かんない。
「素直にならないと、ねぇ?可愛いからすぐ取られちゃうよ?」
「……うるせー。誰にも、渡さねぇし……」