「素直じゃなくて、悪いかよ。」
「帰り、誘ってきなさい」
さっさと行けと由雷君の席にいる雨を指差す。
私は、風ちゃんに言われた通り由雷君の席の近くにまで行く。
「あの、雨。今日一緒に帰ろう?聞きたい事があるからさ」
「ヒューヒュー、雨良かったな。茉林ちゃんからのお誘いじゃーん」
ニヤニヤと笑い雨をからかっている由雷君。
そんな由雷君を一発殴ると、
「俺、今日部活あるけど……。」
「私も委員会あるから大丈夫だよ!」