「素直じゃなくて、悪いかよ。」


「球技大会の日告白されたんだって?良かったね。おめでとう」



「ありがと、風ちゃん!背中押してくれて、嬉しかった」



後悔はしないでね。は、風ちゃんなりの背中の押しかた。



「いいよ、別に。大切な親友だからね。でも、私のほかに言うことある人いるんじゃないの?」



風ちゃんにそう言われ、頭に浮かぶのは、二人の顔。



「私、行ってくる」



そう言って、廊下を走り目的の場所に着いた。
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