「素直じゃなくて、悪いかよ。」


「一生大切にするね!」



「大袈裟。」



雨が、クスッと笑った瞬間、



__…ド―ーン



辺りに爆発音が響く。いつの間にか8時になっていたみたい。



「綺麗ー!」



真っ暗な空に浮かぶカラフルな花火。



「今のすげー!」



横目で見た雨は、すっごくかっこ良かった。









「そろそろ、帰らねーと」



花火が全て終わってしまった。



無言で家までの道のりを歩く。


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