「素直じゃなくて、悪いかよ。」
「お前不足で、悪いかよ。」
「合宿中、臨時マネージャーしてくれる芹沢 茉林ちゃんよ」
「よ、宜しくお願いします!」
私が、挨拶し終わると、
「可愛いー、酒井の彼女。」
「これが、溺愛している彼女ねぇ」
バスケ部の皆が私を見て口々にそう言う。
どうして、こんな事になったか。と言うと、それは、遡ること一週間前。
***
__…ピンポーン
……誰だろう?そう思いながら玄関の扉を開ける。