「素直じゃなくて、悪いかよ。」
「重いよね……」と言いながら切なそうに笑う先輩。
雪奈先輩、すっごく彼氏さんが、好きなんだね。
お節介かもしれないけど、助けたい。
「雪奈先輩。その彼氏さんに私が、聞いてきます!」
「茉林ちゃん……。でも、」
「迷惑ですか?迷惑じゃなきゃ、協力したいんです!」
数秒、見つめあった後、
「ありがとう。いいかな?」
「はい!もちろんです!」
私は、笑顔でそう答えた。
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