「素直じゃなくて、悪いかよ。」


「いえ、じゃあ、また」



そう言って先輩とわかれて雨の所に走って行く。



「ごめん、雨。待たせちゃって」



私が、そう言っても何も言い返してこない。



じっと、私が持っている、イチゴ.オレを見ているだけ。



「葵先輩に貰ったんだ。イチゴ.オレ欲しいの?」



私が、そう聞くと強い力で私の腕を引っ張り下駄箱から離れて行く。



ずんずん歩いて行き、着いた先は、一階の空き教室。



空き教室に入った瞬間、扉に押さえつけられた。
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