「素直じゃなくて、悪いかよ。」
「あ、め…?」
「なんなの、お前。あの先輩とどうゆう関係?髪とかふつーに触って。楽しそうに喋って。ジュースも貰って。なに、浮気?」
その目は、鋭く冷たかった。
「葵先輩とは、そうゆうのじゃ、ないよ」
「葵先輩、ね。下の名前で呼んでるんだ。そういえば、あの先輩も茉林ちゃんって呼んでたっけ」
勘違いしてるよ。誤解解かなきゃ……!
「つーか、こそこそ二人で会ってさ。襲われたらどうすんの?」