「素直じゃなくて、悪いかよ。」
……そして、かっこいいし、性格も凄くいいんだ!
だから、雨と同じくらい人気があり、モテるのだ。
***
「今日の委員会は、ここまで!」
「「ありがとうございましたー」」
私は、シャーペンを筆箱の中に入れていると、
「芹沢さん」
突然、声をかけられる。
「一緒に帰ろう?」
「へっ?でも、池田君の家と私の家反対方向だよね?」
池田君と私は、いつも校門で別れるから。
「そうだけど……。俺が送りたいから。もう暗いし。不審者とか出てるって先生が言ってたから」