「素直じゃなくて、悪いかよ。」
ふえぇ!!ドキドキしちゃうよ。
「俺を好きになってくれて、ありがとう。」
突然の雨の言葉にびっくりする私。
私は、雨の腕をほどいて、雨の方を向き、二人で見つめあった後、キスをした。
キスが終わった後、
「ねぇ、雨?私の事いつから好きだったの?」
私がそう聞くと、目を逸らしながら、
「いつからか分かんねぇけど、ずっと前からなのは、確か。」
「ずっと、前からって。でも、冷たかったじゃん」
「うるせー。素直じゃなくて、悪いかよ。」
ううん、悪くないよ。
だって、それは、雨の素直じゃない君の愛情表現なんだから。
Fin.