「素直じゃなくて、悪いかよ。」
深くなる一方のキス。
俺は、茉林の服に手を掛けようとした瞬間、
「!!」
茉林が、震えている事に気付く。
あんな事言ってたけど……やっぱり怖いよな。
俺は、ぎゅうと茉林を抱きしめる。
「あ、雨?」
「無理してんじゃねーよ」
俺が、そう言った時、茉林は、自分が震えている事に気付いたみたいだ。
無理矢理して泣かした事があるから。
二度、そんな事させたくたい。
大事にしてーんだ、すげー。