「素直じゃなくて、悪いかよ。」


深くなる一方のキス。



俺は、茉林の服に手を掛けようとした瞬間、



「!!」



茉林が、震えている事に気付く。



あんな事言ってたけど……やっぱり怖いよな。



俺は、ぎゅうと茉林を抱きしめる。



「あ、雨?」



「無理してんじゃねーよ」



俺が、そう言った時、茉林は、自分が震えている事に気付いたみたいだ。



無理矢理して泣かした事があるから。



二度、そんな事させたくたい。



大事にしてーんだ、すげー。
< 241 / 248 >

この作品をシェア

pagetop