「素直じゃなくて、悪いかよ。」
「そっか。仲良いんだね」
「いや、違う。違う。」
むしろ、その逆で……
「嫌われてるから。ってか、本人にも言われちゃってるし……。ただ、私が、仲良くしたいだけ。一方通行なんだ」
あはは。と笑うと、
「そんな悲しそうな顔しないで……」
真剣な顔で言ってくる池田君。
いつの間にか、家の前に着いていた。
「大丈夫たよ。心配してくれる人がいるだけで幸せだよ!私、家ここだから。送ってくれてありがとう!また、明日ね」
私は、立ち止まって笑顔で言うと、
「また、明日。」
私の頭をポンッとし、池田君は、帰って行った。