「素直じゃなくて、悪いかよ。」
名前を呼ばれて振り返ると、おでこに池田君の唇が押し付けられる。
__えっ?なに、今の。
他の皆もびっくりしている。
池田君は、それに気付いていないのか
「……可愛い、その格好。」
な、な、どうしちゃったの!
私は、恥ずかしくて下を向いていると
「……なにしてんだよ。」
今まで聞いたことのない低い声が聞こえる。
「……別に。可愛いと思ったから言ったの。言っちゃダメだった?」