「素直じゃなくて、悪いかよ。」


「似合わねぇから……」



そんなに何度も言わないでよ!



私だって傷付くんだから……。



「これ、着とけ。」



フワッと肩に掛かる雨のパーカー。



「あらあら、雨ってば」



晴留伽ちゃんは、さっきまでの顔と違いニヤニヤしていた。



……もちろん、お兄ちゃんも。



「あ!?勘違いすんなよ!そんな格好変すぎて見せられねぇから仕方なくだからな」



そんなに!?これからは、ビキニ着ないようにしなきゃ。

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