君の隣。


そして
あっという間に屋上へ。


2人で並んで食べる。

そんなことはやっぱりできなくて
少し距離があいている。


詰めてやる。
こんなの私の愛でっっ。


じりじりとお尻を藤原君のほうへ!!!!

それに気づいているのかいないのか
藤原君はさっと立つ。


「そ、そんなっ…。」

「…ばかじゃないの。」

「だってーーー泣」

ばかじゃないの。なんて言いながら
ふっと微笑む藤原君。

あーやっぱりかっこいい。

太陽に照らされて
栗色の髪が綺麗に揺れる。
瞳は色素の薄い茶色をして
まつげは女の私より長くて
細長い手と足、男にしては細身で


あぁ。やっぱりかっこいい。


「…携帯で写メっていいですか。」

「ん、携帯が砕けないようにはやく携帯しまってくんない?」

「…はい。そうします。」


恐ろしいよこの子。

携帯が砕ける。

砕く藤原君。

うん。想像しただけで恐ろしい。

盗撮しよーかな。なーんて。
バレた瞬間携帯が…。

そんなことを考えながら
藤原君に目を向けると藤原君は誰かを見つめている…?

藤原君の目線をたどってみると…








ー…リナ先輩だった。

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