君の隣。


「…誰を呪うわけ?」

「…リナ先輩にきまって…えぇぇぇ!?」


だれ!?なに!?

てゆうか聞こえてた!?

後ろを思わずバッと振り返ると


「……やまっち。」

「…山下ね!しかも勝手にあだ名変えてんじゃねぇよ!!」

「ちぇ。」


そこには

山下和也ことやまっちが立っていた。


「きゃぁぁぁぁぁ和也くんここにいるわぁぁ」


私よりちょっと離れたとこに立っていた女の人が
叫んだかと思うとぞろぞろと人が集まってきた。


「…まって。私まで注目されてる。
はやくあっちいって!!ばか!!禿げにするよ!!」

「…禿げにされるのはまぢ勘弁!!
てか俺お前と話に来たんだけど!!」

「え。なにを?」

「…ちょっときて」

山下の手が私の手に触れたかと思うと
同時にきゃぁぁと叫び声が広がった。


…手を引っ張られて
ついていく感じの光景になっちゃってますけど。


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