溺愛ドクターは恋情を止められない
「奏多さんを信じてるから」
「俺?」
「はい。奏多さんなら、必ず助けてくれるから」
初めて会ったあの日。
この人になら、命を預けられると感じた。
そして、彼を知れば知るほど、その思いは強くなった。
「まったく。都はいちいち俺の心を揺さぶる」
「えっ?」
彼は私から鉛筆を奪い、すぐに唇を重ねる。
「ダメ。勉強しなきゃ……」
「これから、教えてやる」
ニヤリと笑った彼は、ゆっくり私を押し倒した。
「えっ、ちょっと……」
勉強するんじゃないの?
「まずは、首」
「あっ……」
私の両手を拘束して、床に押し付けた彼は、首筋に舌を這わせる。
「首の骨は、いくつでしょう?」
「えっ……ヤッ」
今度は首筋に吸い付くようなキスをして、「ほら、いくつ?」と催促する。
えっ、こんな勉強の仕方?