溺愛ドクターは恋情を止められない
私はゆっくり体を起こし、彼の傷に口づけをした。
「都……」
しびれるような彼の声。
「脈が、速すぎ……」
「都のせいだ」
彼の心臓の心配をしていると、たくましい彼の体が私を包み込む。
「あぁ……っ」
すぐにブラが外されて、露わになった乳房の先端を指で触れられ、思わず声が出る。
「好きな女の甘い声は、興奮を誘う」
また勉強を始めた彼を前に、体が火照るのを止められない。
「体温が上昇し、脈拍が増大し……ますます愛おしくなる」
不意に私を抱き上げた彼は、ベッドに連れていき押し倒した。
「都が愛おしくてたまらない」
激しい感情が一気にこみあげてきて、息が苦しい。
「奏多さん……」
ポロポロと涙がこぼれる。
彼を日本で待つと決めたのは私なのに、離れたくない。
「都の体に、俺を刻み付けてやる。二年分の愛を」
「ん……」