溺愛ドクターは恋情を止められない
それでも質問をやめない彼に首を振って抵抗したけれど「どうして?」と許してくれない。
「神経根に入って……」
さっきの続きを口にすると、彼は私の唇を覆い、言葉も一緒に飲みこんだ。
「違うよ。俺が都を愛してるから。愛おしくてたまらないから」
そんな答え、ずるい。
だけど……。
「私も愛してます」
「あぁっ、もう、抑えられない」
それから彼は、私を激しく翻弄した。
どれだけ首を振って抵抗しても、彼の指は私の体中を這い……。
「あぁっ、あっ……」
彼の柔らかい唇は、私の体を真っ赤に染め上げた。
「都……」
少し顔をゆがめながら一気に貫いた彼は、悶える私を抱き上げ、激しいキスを降らせる。
「星に、見られてる」
「ヤッ……」
天窓から見える夜空には、無数の星が瞬き始めた。
彼は来てくれた。
天の川を、渡って。