俺様王子とラブレッスン①
「どうしたらって、お前なあー。
考えてなかったのかよ」
チョップしてくる雄大。
「あれが、俺なりに考えた
結果なんだよ!」
俺なり……か。
「ふぅん。
不器用なやつ」
そう言うとまたこっちを振り向いて
「これからは、心愛ちゃんを
見守っとけばいんじゃねえの?
お前のことだから……
ストーカーになるな、きっと。」
うんうんっと頷きながら話し出す。
コイツなあーーー!!
「ならねーよっ!!!
見守る……か。」
もう、側にはいてやれねえけど
見守ることは、できんじゃねえの?
そう思い、
俺は、心愛を見守ることにした。