俺様王子とラブレッスン①
「え? そうだよっ……??」
や、やっぱり危険なのかな…?
「えぇー!? なにそれ、やばい。
心愛にも…そんなことが…」
なんて、勝手に妄想してる千夏ちゃんは置いといて…。
「男の子を教えてもらう!?
なにそれ…。平気なの?」
さらに心配するなっちゃん。
だ、大丈夫では……ないけどっ…!!!
こうやって
「で、でもね…こうやって毎日、教室まで見に来てくれる男の子たちとも、少しは……話してみたい。」
チラッと窓を見ながら言うと
泣きそうな顔をして
「泣かされたら言うんだよ!!
もうっ!! 可愛いんだからー!!」
そう言って私に抱きついてきた。
「うんっ…!!! ありがとうっ!!」
ニコッと笑顔を見せると
なっちゃんまで笑顔になった。