闇夜に咲く華 -舞狐録-
月狐sideに戻るぜよdy.作者





「謝れた~。わーい(棒読み)」





無表情で棒読み、なんて感情がこもってないのだろう。



我ながらそう思う。





「そうですか♪それなら今日の歓迎会は楽しみましょうねぇ~♪」





「居たのか!!テリー!!!!!!」




「なんですか!?それ、フィニ○スとファー○じゃないですか!!それに僕はテリーではありません!!」





「very very good!! なツッコミだね」




「……僕をからかったんですか…。お仕置きしないといけませんねぇ★(ニヤリ)」






「…それにしてもお前は可哀想だな。どの小説見ても腹黒、甘味好き設定だもんな。」




今まで俺は色々な新撰組小説を読んできた。



だが、ほぼ全部の小説が沖田=腹黒、甘味好き設定なのだ。

(おい!!江戸時代だろぉ!!dy.作者)





「じゃあ、変えてくださいよ。」




「断る。もう俺の中のイメージはそれでしかない。だから断る。」




そして読者もそのイメージです。多分。






「そうですか。それなら月狐さんにはお仕置きしないといけませんねぇ★」




ドドド…



ピョーーン





ギュッ!!





「お、おおおおおおおおきた!!な、なななな なな にをする!!!!!!////」




お仕置きという名のセクハラ行為をする沖田総司。



音で、分かったと思うが沖田は俺に抱き付いたのだ……




「あはは★総司って呼んでくれるまで放しません★」




「嫌。無理。」




なんか嫌だった。

理由は…照れるから。




その証拠に俺の心臓はドキドキ言っている。







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