【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】
相変わらず、不動社長の視線には何の感情も読みとれない。
言うなれば『平常心』。
それとは対照的な、スマイリー主任の表情に、なんだか胸の奥がザワザワと波立つ。
『気の毒に』
その顔には、そう書いてあるように見えた。
『特別扱いじゃない、いつも通りの手順?』
別に、特別扱いされたいわけじゃないけど、いったい何のことだろう。
スマイリー主任の、妙な反応も気になる。
だでさえ、初仕事で緊張の極地。
心の中で、不安と言う名の暗雲が、むくむくと広がっていく。
でも、私のこの疑問は、数十分後には解消された。
ここ最近に無い、グレートな驚きをもって。