【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】
「その後?」
って、何があるって言うのよ?
「イケメンでカッコよくていい男で、特製ブレンドコーヒーを入れてあげたら、とっても美味しそうに飲んでくれたんでしょ? そんな人と四六時中顔を合わせてんのに、親友に語れる楽しい話題、何もないの?」
――ああ、そっちの話しか。
思わず、苦笑が浮かぶ。
「ないないー。ってか、なんで、そういう話しになるのよ? 確かに、不動社長、イケメンでカッコよくて良い男で昔お隣さんだったけど、それだけだよ。それに、社長はほとんど社長室に居るから、四六時中は顔合わせてないし」
「ふーん。そうなんだ。でも、社長さんの話ししてる時の茉莉って、すんごい楽しそうだから脈アリなのかと思って」
「だから、ないってば」
私は笑って、両手を顔の前でブンブンと振る。