【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】
「風呂?」
「はい。昼間汗をかいたので、できれば……」
ぜひにでも。
「昼間熱を出して倒れたんだから、却下――と言いたいところだが、一緒に入るならいいだろう」
「うっ……」
そんな姑息なっ。
そんなの無理に決まってる。
「じゃ、じゃあ、シャワーでも」
「一緒に入るならな」
ニコニコと、満面の笑顔で答える社長に私は反論を試みる。
「それ、セクハラだと思います」
「セクハラでもパワハラでもモラハラでも、風呂で一人で倒れられるよりはずっといいからな」
「ううううっ……」
玄関で意識喪失したばかりの私は、ぐうの音も出ない。