蘭蝶の女総長 (上)
in屋上
今日も青空が広がっている。
今は2時限目が始まったとこ。
まぁ、サボり?
私は、床に寝転がる。
空は綺麗だよな。
ふぅ。
私は、そっと笑った。
気持ちいいな。
と思っていると、
ーバッターンっ!
私は急いで起き上がる。
遥「やっほー♪蘭莉ちゃんっ!」
はぁ。
蘭「何で居るのよ。」
宇「何でってなぁ?」
哉「あぁ。俺等のたまり場だし。逆に蘭莉はなんでいんの?」
蘭「何か、来てみたくて来ただけ。ごめん。勝手に入って。じゃ、私帰る。じゃ。」
そう言って屋上を出ようとすると、哉汰に腕を掴まれた。
哉「ねぇ、もうちょっと一緒にいよ?」
そう言って私の腕を引き、自分の方に引き寄せ、後ろから抱きついてきた。
蘭「離してよ。もう帰るんだから。」
哉「そんなこと言わずにさ?ね?」
哉汰は私の耳元で囁いた。
蘭「色気は出てるけど、嫌われるかもよ?そーゆー軽い子。」
私は鼻でフッと笑い哉汰に言った。
そして、屋上を後にした。