蘭蝶の女総長 (上)
屋上を後にし、教室に着くと、授業は終わっていた。
クラスメートは、友達と喋っている。
まぁ、これが普通なのよね。
蘭「はぁ。」
私はため息をついて、自分の席に座った。
先輩1「ねぇ?東城蘭莉さんいらっしゃいます?」
教室の扉を勢い良く開け、先輩数人が私の方を見る。
リーダーらしき先輩はクラスメートに呼びかける。
クラスメートは先輩達にビビって、友達と固まっている。
先輩2「誰だっつってんだよっ!」
そう言って先輩はお構いなしに教室に入り、机を蹴る。
ガッターッンと言う大きな音が教室中に響き渡る。
ここ、マジでお嬢様坊っちゃんの学校かよ?
蘭「何?」
私は立ち上がり、先輩のほうへ向かう。
先輩の真ん前で止まり、先輩に言った。
先輩3「アンタが東城蘭莉?ふーん?可愛い顔してんね。まぁ、その可愛い顔も今日でぐちゃぐちゃになるよ??」