僕にどれだけ妬かせるつもり?
「何してるんだ!」

すると右側から声が聞こえたので、

おじさんの手が緩んだ。

そこには、私と同い年位の男の子がいた

男の子は私の手を掴んで一緒に走って逃げた。

5ブロック位行った所で、手を離してくれた

「あ、あのありがとうございました」

「どうして泣いていたの?」

「…。」
「気に障ったならごめん。」

「えーと、お母さんたちとはぐれちゃって…」
「お母さんって、もしかして佐藤さん?」

「うん?なんで知ってるの?」

「そのネックレスって、お母さんとお揃と思って。」

「僕の家、君の隣だからお母さんが挨拶に着た時、そのネックレスを着けてた。」
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