今を生きよう~あなたにタカラモノはありますか~
なら、いいじゃん。帰っても。
というこの素直な気持ち。
でも明日どうなるかわからない…。
というこの臆病なココロ。
もう、どっちが本当の自分何だかわからない。わからない。
でも、結局はばれる。
だって、翔に気付かれて…というか侑都君のせいで。だって…侑都君が「美月ちゃーん、なんでそこにいるーん。こっちにボールあるでー全然違うでー」って。
そのときの侑都君は、笑っていた。
私を、嘲笑うように、して。
わざとだと、誰が聞いてもわかるような言い方。とても大きい声で…ハッキリと。
「おい阪本!!何しとんじゃボケ!!!真面目にしろよこのクソババアが!!」
蹴られ、蹴られ、蹴られ。とても硬いサッカーボールでお腹と顔に、一発ずつ。
その時公園は、雨が降った次の日だった。
だから…そのボールで、身体はドロドロ。
痛い、痛かった。わからない、なんで?
私は…私は、翔たちの、人形?道具…?
違うよ。わたしは、翔たちの遊び道具じゃないんだ。わたしは人間。世界で…いや違う。宇宙で、たった一人の人間です。
翔も、宇宙でたった一人。侑都君も宇宙で一人。想君だって、迅くんだって。
というこの素直な気持ち。
でも明日どうなるかわからない…。
というこの臆病なココロ。
もう、どっちが本当の自分何だかわからない。わからない。
でも、結局はばれる。
だって、翔に気付かれて…というか侑都君のせいで。だって…侑都君が「美月ちゃーん、なんでそこにいるーん。こっちにボールあるでー全然違うでー」って。
そのときの侑都君は、笑っていた。
私を、嘲笑うように、して。
わざとだと、誰が聞いてもわかるような言い方。とても大きい声で…ハッキリと。
「おい阪本!!何しとんじゃボケ!!!真面目にしろよこのクソババアが!!」
蹴られ、蹴られ、蹴られ。とても硬いサッカーボールでお腹と顔に、一発ずつ。
その時公園は、雨が降った次の日だった。
だから…そのボールで、身体はドロドロ。
痛い、痛かった。わからない、なんで?
私は…私は、翔たちの、人形?道具…?
違うよ。わたしは、翔たちの遊び道具じゃないんだ。わたしは人間。世界で…いや違う。宇宙で、たった一人の人間です。
翔も、宇宙でたった一人。侑都君も宇宙で一人。想君だって、迅くんだって。