今を生きよう~あなたにタカラモノはありますか~
迅君が助けてくれてから、少し私は元気になれた。迅くんは、希望をくれたんだ。
翔も、私をよく睨むようになったが、なにも言わなくなった。
ある日侑都君と想君が遊びに来た。
なぜ想君が侑都君を連れて来たんだろうと謎だった。
五分ほど、雑談をしていた。私はタイミングを見計らっていた。
今日こそ、翔のことを全て聞く。そう決めていたから、いつ侑都君が笑うかをずっと見ていた。
侑都君は笑ったあと嘘をばらしやすい。だからそのタイミングに全てしゃべってもらう。
その瞬間、少しニコッとした。
「あ…あのさ!侑都君!翔なんやけど…」
「ああ俺トイレ行ってくるわ」
行っちゃった…なぜ失敗したんだろ?
「なあ深月ちゃん、やっぱりおかしいなぁ侑都君」
「そうやんな…」
想君としゃべるときは基本、この会話から始まる。
「今日は少しでも翔の事を聞きたいと思って連れてきたからさあ…さっきなに言おうとしてたん?」
私は想君に、侑都君が嘘をばらしやすいタイミングの話をした。
「マジか…オレ知らんかったわ。あ、来たからオレもやってみる」
「うん」
翔も、私をよく睨むようになったが、なにも言わなくなった。
ある日侑都君と想君が遊びに来た。
なぜ想君が侑都君を連れて来たんだろうと謎だった。
五分ほど、雑談をしていた。私はタイミングを見計らっていた。
今日こそ、翔のことを全て聞く。そう決めていたから、いつ侑都君が笑うかをずっと見ていた。
侑都君は笑ったあと嘘をばらしやすい。だからそのタイミングに全てしゃべってもらう。
その瞬間、少しニコッとした。
「あ…あのさ!侑都君!翔なんやけど…」
「ああ俺トイレ行ってくるわ」
行っちゃった…なぜ失敗したんだろ?
「なあ深月ちゃん、やっぱりおかしいなぁ侑都君」
「そうやんな…」
想君としゃべるときは基本、この会話から始まる。
「今日は少しでも翔の事を聞きたいと思って連れてきたからさあ…さっきなに言おうとしてたん?」
私は想君に、侑都君が嘘をばらしやすいタイミングの話をした。
「マジか…オレ知らんかったわ。あ、来たからオレもやってみる」
「うん」