それでもやっぱり普通がいいっ!
「……
…………!?」
俺の頭の上に「?」 が散りばめられる。
アシスタント?
アシスタントって……なんだ!?
「……んっ?……んっ?」
訳の分からない俺を他所に、竜上は真剣な表情。
……これは、からかってないな。
なんか、制服とかピシッとしてるし
きちんと整えられた髪とかをみれば
こいつが冗談とか言えなさそうなヤツだと分かった。
まさか……俺が凡人だからか……?
凡人にはイケメンの言葉は理解できなのか……!?
「わりぃ……よく分からないんだけど……」
ここは、ちゃんと聞こう。
勇気を振り絞って聞いてみる。
今の状態だと、なに一つ理解できていない。
俺の言葉に、表情一つ変えないイケメン。
凡人の言葉にイケメンは動じません。
「……アシスタントを、頼みたい」
だからなんのだよぉおおおおおおお!
なんのアシスタントだよっ!
これは俺が凡人だからじゃないよね!?
みんな通じないよね!?
「いや……えっ、と……なんの……?」
俺の言葉に、少し押し黙るイケメン。
えっ……聞いちゃまずかった……!?
いや、でも……
これ聞かないと話進まないし……。