それでもやっぱり普通がいいっ!
「あ、若草さんごめん。
言いづらかったら別に……」
「い、いやっ! 確かに言いづらいけど、仲村くんには……」
俺の言葉を遮って、勢いよく言ってくる。
「い、言いたい……です
ちょっと、照れるけど……。」
顔を赤くしながらも、力強く頷く彼女の姿に
ドキッとする。
「うん……。 言いたい」
気持ちのこもった言葉。
俺は、ただそれを黙って聞いていることしか出来なかった。
……お、俺には?
漫画を一緒に描く仲間だからかな……。
でも、それにしては……
けっこう決意?があるような……。
いろいろな考えが頭の中をワープする。
ついでに昨日のあの態度も思い出しちゃって、
もう大変。
昨日から……なんというか……
若草さんの態度が……気になる。
これって、やっぱり、もしかして……
けっこう、いい感じ……?