それでもやっぱり普通がいいっ!


「あ、若草さんごめん。
言いづらかったら別に……」


「い、いやっ! 確かに言いづらいけど、仲村くんには……」


俺の言葉を遮って、勢いよく言ってくる。


「い、言いたい……です
ちょっと、照れるけど……。」


顔を赤くしながらも、力強く頷く彼女の姿に
ドキッとする。


「うん……。 言いたい」


気持ちのこもった言葉。
俺は、ただそれを黙って聞いていることしか出来なかった。


……お、俺には?
漫画を一緒に描く仲間だからかな……。

でも、それにしては……
けっこう決意?があるような……。


いろいろな考えが頭の中をワープする。


ついでに昨日のあの態度も思い出しちゃって、
もう大変。


昨日から……なんというか……
若草さんの態度が……気になる。


これって、やっぱり、もしかして……

けっこう、いい感じ……?
< 50 / 78 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop