それでもやっぱり普通がいいっ!


「はぁああああもうっ! 実はデキてるんですよね!?
昨日の夜も実は……」


無視して眠ろうとしたが、腐女子の妄想は捗る捗る……。


「お二人の関係は!? もう隠さないでくださいよ!
どっちからですか? やっぱり、竜上くんですか!?
それとも仲村くん!? あぁ……仲村くんからもアリかなぁ……竜上くんが言わせる感じ……」


「だぁあああもう! 何!? なんなの!?
なんもないって!」


さすがに耐えきれずに叫ぶ。


「ねぇ!? 竜上!」


徹夜+疲労困憊だった俺は竜上に助けを求めた。

……それこそが、間違いだった。



「……竜上? 誰だ、それは」


「あっ、ついに竜上の頭が……」


真顔でそう言うイケメン。
疲れで、どうにかなってしまったらしい。



「俺は神だ」


……竜上の 厨二レベルが 100上がった。

頭の中でナレーションが喋る。

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