それでもやっぱり普通がいいっ!
ーー
「う~……思い出すだけで俺って可哀想……」
自分で自分に同情しちゃう。
そんなこと呟いても、その原因の彼女には通じないのだが……。
「……はぁ」
ついため息がでる。
俺の日常は……あぁー! もう!
もとはと言えば竜上がっ……
「おい。 仲村」
「っ! でたな! この悪魔ぁああああ!
疫病神ぃいいいい!」
いきなり後ろから現れた原因 その2 竜上。
「なっ……いきなり悪魔とはなんだ……!?
俺はかm……」
「言わせるかぁああああ!
おりゃ! 台所から調達してきた塩だっ!」
台所においてあった塩を試してみる。
「……なんの嫌がらせだ、仲村」
塩を浴びてもなんともない。
……当たり前か。
なんだか、竜上には効くような気がした。