初恋ノイズ
「ぷはっ!」
「!?!?」
「あはは!松田……どんだけお祭りに行きたいの??」
そんなに真っ赤になって力説するなんて、よっぽどお祭りが好きなんだね!
あたしと一緒だ!
松田は、更に真っ赤になって頬を掻きながらあたしが笑うのを見ている。
「いいよ!一緒に行こう?千里にはあたしから伝えとくね!」
「ほ、ほんと!?」
「うん!待ち合わせとかは、また連絡する!」
「……ありがと。吉川。」
フワッと優しく笑う松田。
これが世に言う王子スマイルか!!
確かにちょっと可愛いなぁ。
アイドルにでもなればいいのになぁ。
あたしと松田は、連絡先を交換して別れる。
松田は、家まで送ってくれるって言ったんだけど、松田の家は途中から全く方向が逆なので、断固断った。
本当に松田いい人過ぎる!