約束花火〜君と過ごした夏〜
「あ!そうか!ごめんね華美ちゃ〜ん。」
2人はニヤニヤしながら私を見る。
「そんなことないから。ニヤニヤしないでよ!」
「一夏ら別にニヤニヤしてないよ?」
いや…してるから…。
私はニヤニヤしている2人を睨んだ。
たしかに2人の言う通りかっこいい人は決まっている。
もちろん芸能人とかじゃない。
そして私はその人の事が…。
「華美!!来たよ!」
一夏が私の肩を叩いて廊下を
指さす。