一番がいい!!
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「今日、委員を決めて、今日初めての委員会があるっておかしくない?!」
HRが終わり、みんなが教室を出ていく中、イライラしながら荷物をまとめる。
「今日は、遊実とアイス食べに行く約束してたのに! …ごめんね」
「いいよ!また、いつでも行けるから。
でも、まさか立候補するとは思わなかったよ」
笑いながら聞いてくる。
「センパイが委員やってると思ったら、身体が動いてて…」
「キャハハ!
知里っぽい!
センパイ大好きは変わってないんだね!
柳澤くんに譲るのかと思ってたのに」
「シッ!! 声が大きいよ。
それとこれは別で…
私が好きなのと、柳澤くんが好きなのは違うから」
私は静香センパイのことが大好き!!
でも、その『好き』を【憧れ】とか【恋愛】とか深く考えたことなかった…
柳澤くんが静香センパイを見る目を見て、気が付いたの…
私は、静香センパイのこと、女の子として最大に憧れてる。
センパイとして、尊敬してるんだ。
柳澤くんみたいに【恋】をしているわけじゃなかった…
「あら?
気付いたんだ!
いよいよ、知里が恋愛する日も近いのかなっ」
小さく呟かれた声は、静香センパイのことで頭がいっぱいな私には届かなかった…