一番がいい!!
それって…
パシリってことですか?!
口を開けて、つっ立っと
「ドーナツ分、しっかり働けよ!」
肩を震わせながら、歩いて行く。
ドーナツ、食べなきゃよかった…
役割などの決め事が終わると、
すっかり日は落ち、センパイと私は柳澤くんに送ってもらい帰る。
「まさか2人がやってくれるなんて思わなかったよ。
まだ入ったばっかりで、慣れるのに大変でしょ?」
心配そうに聞いてくれる。
「大丈夫ですよ。
ボクたちは、センパイのお手伝いをしたくて入ったのですから。
何でも言ってくださいね」
王子様…
私をパシリにするって言ってたこと
センパイに話していいですか?
暗くて見えないけど、たぶん赤くなりながら
「助かります!ありがとう」
可愛く微笑むセンパイ。
はぁ…やっぱりこの2人いい感じ。