一番がいい!!


「バスケのメンバー代わってもらったの。

イヤイヤ出てる人もいるから、簡単だよ」




「柳澤くんは、ともかく、中田くんは野球だった記憶が…」



「野球は負けちゃったでしょ?

時間があれば、何処にでてもいいってルールでしょ!」




ルールはあるけど、学力重視の学校だから、2種目に出る人はまずいない。




まだ、わかんないなぁ…




「中田って、そんなスポーツ好きだっけ?」




「中田くんのとこに柳澤くんが怖い顔して来て。

耳元でなんか話してたと思ったら、バスケ出るって…

対戦相手が大也センパイのとこだって聞いて、知らせに来たんじゃない!」




理解できてきたぞ…



なんだか、とんでもないことになってる?!





「行かなきゃ!」




突然、センパイが立ち上がると走り出す。




「セ、センパイ?!

待ってください!」




遊実と一緒に慌てて後を追う。




< 125 / 360 >

この作品をシェア

pagetop