一番がいい!!
はぁ… 息ができた。
「…静香センパイが言ったの?」
そんなこと言うなんて思えないけど、それ以外考えられなくて…
確かに言っちゃったんたけど…
「静香センパイが、オレのとこ来たとき、『好きになってくれて、ありがと』って」
「柳澤くんの気持ちに薄々気付いてたって…」
「薄々気付いてても、確信がない限りそんなこと言わない」
コイツ、探偵になれるな…
「…すみませんでした…」
嘘は付けない…
素直に謝る。
「だから、お仕置きなっ!」
チュッ!
頬に何かが触れた。
ビクッとなる。
「可愛いなっ!」
フフッと聞こえた…
「バラしたら、お仕置きするって言ったよな?
…でも、オレのことなぐさめてくれたから…
ホッペのファーストキスで許す!」
あぁ、遊実に話したとき、おデコのファーストキス奪われたんだった…
すっかり忘れてた…
あのときは、本当に嫌だったけど、
今は…
ドキドキが止まらない。
ビックリしたけど、イヤじゃなかった…
なんなの、この気持ち…