一番がいい!!
第3章〜期末テストと約束〜

暗い気持ち






翌日から、何もなかったかのように過ぎて行った。



委員会も終わり、静香センパイと会う機会も減った…



月曜のテストに追われ、バタバタと過ぎて行く。





7月に入り、徐々に気温も上がり始めた頃。




期末テスト前。





球技大会翌日から柳澤くんは、何もなかったかのように、友達と笑い合ってる。




その背中をそっと見る日々…







「知里!どーしたの?」





お弁当を食べながら、遊実が聞いてくる。




「ん? どーもしないよ?」




「何考えてたの?」




「あっ…うん…」







球技大会でのことは、気持ちが落ち着いてから、遊実には話した。




遊実に隠し事はしたくなかったから。




でも…




< 165 / 360 >

この作品をシェア

pagetop