一番がいい!!
第3章〜期末テストと約束〜
暗い気持ち
翌日から、何もなかったかのように過ぎて行った。
委員会も終わり、静香センパイと会う機会も減った…
月曜のテストに追われ、バタバタと過ぎて行く。
7月に入り、徐々に気温も上がり始めた頃。
期末テスト前。
球技大会翌日から柳澤くんは、何もなかったかのように、友達と笑い合ってる。
その背中をそっと見る日々…
「知里!どーしたの?」
お弁当を食べながら、遊実が聞いてくる。
「ん? どーもしないよ?」
「何考えてたの?」
「あっ…うん…」
球技大会でのことは、気持ちが落ち着いてから、遊実には話した。
遊実に隠し事はしたくなかったから。
でも…