一番がいい!!




「どーゆーことなの?」



全くわけがわかんない!



三浦センパイとなにがあったのか不思議なんだけど?



「何もないよ。

オレらは、『急に』バスケがやりたくなっただけだから。

気にしないで。

翔平、帰るぞ!」



イライラを抑え切れない様子で、王子様口調でそう言うと、サッとカバンを持って行ってしまった。




「中田くん…?」



遊実も声をかけるが



「相川さん!

大丈夫だから!

またね!」



柳澤くんを追いかけて行った。






「…知里、帰ろっか?」



「でも…、なんなの?!」



頭が混乱している。




「考えてもわかんないから。

明日のテストのとこ考えよっ」




少し悲しそうな顔で、カバンを持つ。




はぁ、そーだった…



明日からテスト…




はぁ…



この学校




本当にイヤだ!!


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