一番がいい!!



「何話してるの ?」



ヒョイっと姿を見せた中田くん。



「バスケ頑張ってるなぁって話してたの」



遊実がサラッと答える。



「マジで?

オレがいないときにも、話してくれてるなんて嬉しいよ!」



ニコニコしながら、席に着く。



フッと横を向くと、柳澤くんも戻って来た。



疲れたのか、すぐに机にうつ伏せる。



…静香センパイのこと、どー思っているんだろう…



肩を震わせて泣いている柳澤くんの姿が浮かぶ。



また、胸がギュッとなる…





本気で好きになったんだから、簡単には忘れられないよね…




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