一番がいい!!
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放課後、英語の補習に行く。
その途中、
大矢センパイと静香センパイ。
とてもお似合いだ…
でも、柳澤くんの気持ちを考えると素直に喜べなくて…
あれ…?
昨日まで、ううん、さっきまでは静香センパイが幸せに笑ってくれてるから、私も幸せだったのに…
今は、どーしようもなく、怒りが込み上げてくる…
「あっ、知里ちゃん!
自習室で勉強?」
明るい声が今は、辛い…
隣の大也センパイは、やっぱり不機嫌な顔。
「はい…補習なっちゃって…」
うつむいたまま、通り過ぎようとした。
静香センパイは、何も悪くない…
私が、勝手にイライラしてるだけ…
「待って!
どーしたの?!
何かあった?」
腕を掴まれ、足が止まる。
「なんでもありません…
補習遅刻するので、失礼します…」
腕をゆっくり離し、頭を下げた。
顔はあげられなかった。
走って逃げる…
静香センパイに、なんてことしちゃったんだろう…
勝手にイラついて、勝手に逃げて…
なんなの?!
私、おかしいよ…
補習にも身が入らず、時間だけが過ぎていく…